訪問介護員(ホームヘルパー)はどのような仕事をしているの?
2020.08.10掲載
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コンサルタントコラム


 

訪問介護員(ホームヘルパー)はどのような仕事をしているの?

 

訪問介護員(ホームヘルパー)とは


私たちの生活の中ではホームヘルパーという名称のほうが馴染みがありますが、介護保険制度においてホームヘルパーを指す正式な名称は訪問介護員となっています。
そして、訪問介護員が中心となってサービスを行うホームヘルプ事業のことは訪問介護事業と呼ぶのが正式です。
介護保険制度の制定前はホームヘルパー、ホームヘルプ事業の言葉を長く使っていたので、こちらの言葉のほうが定着しているのです。
訪問介護事業は要介護認定で要支援・要介護と認定された方については介護保険制度で運営され、その他は市町村からの委託で運営されており、利用できるサービスや自己負担額が異なります。

 

どんな仕事をしているのか

老人ホームなど施設サービスの場合、家族が入居していてお見舞いに訪れた際やボランティアに訪れた際に介護職員の活動の様子が見えるので、仕事内容の一部ながらもイメージがあるかもしれません。
ですが、訪問介護員は各ご家庭で個別にサービスを提供しているため、いったいどのような仕事をしているのかイメージしにくいかもしれません。
介護保険制度を使う場合にはケアマネージャーが、どのようなサービスを利用するかを計画し、それに沿ったサービスを計画されたスケジュールに沿って提供していきます。
どのような内容が組み合わされるかは、個々の対象者によって異なることになりますが、訪問介護員の仕事は大きく介護サービスと家事援助サービスに分けられます。
介護サービスとは食事や入浴、排泄、衣服の着脱や移動の介助を行うものです。
これに対して家事援助サービスは食事作りや洗濯、掃除などの家事を高齢者に代わってする場合や必要に応じて買い物や通院への同行や代行などをするものです。





介護サービスについて

要支援度や要介護度に合わせて食事を食べさせてあげることや補助してあげます。
一人暮らしの方はもちろんですが、ご家族がいる場合でも、訪問介護員が訪問する時だけでも行ってもらえれば、家族の介護負担の軽減につながります。
入浴については訪問介護員が2人以上で行うのが基本で、自宅のお風呂に入れるほか、入浴支援車で自宅に訪問して行う場合もあります。
排泄についてはトイレの介助やおむつ替え、汚物の処理などが仕事です。
排泄は日に何度も行われるため、利用者によっては1日3回から5回、巡回でおむつ交換をされている方もおり、訪問介護員が交替で対応しています。
衣服の着脱については要支援の方については、ご自身でできない部分の介助でお着替えを手伝い、要介護の方については清潔な寝間着に着替えさせるなどの作業を行います。
入浴ができない場合は、清拭を行うとともに、床ずれが起こらないよう、体の向きを変えるなどの配慮も徹底しなくてはなりません。
 
 

家事援助サービス

家事援助サービスは一人暮らしの要介護や要支援者、高齢者のみ世帯、家族が仕事などで日中の介護ができないご家庭などで主に提供されています。
ホームヘルパーの言葉とイメージが繋がりやすい仕事で、いわゆる家政婦的なお仕事です。
もっとも、食事作りについては咀嚼力や嚥下力に配慮した内容のものを作る必要があります。
また、こうしたケアプランに基づくサービスの提供だけでなく、利用者本人の精神面のサポート、ご家族にお声掛けをしたり、時にお話を聞いてあげたり、アドバイスをするなど、家族が介護負担を抱え込み、ストレスを蓄積しないように精神的ケアを行うことも1つの仕事です。
ご家族に家族に介護の技術的な指導を行うことも役割の1つです。
 
 

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