介護業務の基本となる3つの介助とは?
2020.09.05掲載
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コンサルタントコラム

 

介護業務の基本となる3つの介助とは?

 

需要が高い介護職


高齢者が増え続ける昨今、介護職の人件不足は大きな社会問題になりつつあります。
特に医療・介護業界では2025年には後期高齢者(75歳以上)が急増すると言われている「2025年問題」と言われている問題も懸念されています。
介護士の資格を取得した後に介護業に携わる人も少なくありませんが、未経験者や初心者であってもやりがいを感じながら働けるのも介護職の魅力と言えるでしょう。
介護職は、人手不足が懸念されており求人数も多いことから今後も需要が高まると予想されます。
 
施設によっては無資格の人でも入職後に実務経験を積みながら、キャリアアップの為の資格取得支援制度を導入している施設も徐々に増えつつあり、そこも転職の際に企業を選ぶ基準にされる方も増えてきているようです。
 
未経験者や初心者・無資格者であっても活躍できる職種として注目を集めているため、入職後に無理なく経験を積みながらキャリアアップしたいという方にも最適な仕事です。
介護職で活躍するのであれば、まずは介護の基本を知っておくと実際の業務に携わる際にも慌ててしまうことはありません。
 
 

 

介護の基本

介護に携わる者は、高齢者のみならず障がい者の介助を行います。
入浴や食事、排泄など生活をしていく中で欠かせない介助をしていくのも介護をするうえで必要な業務です。
高齢者や障害を抱える方が快適に日常生活を送れるように優しくサポートしていくことが求められます。

・入浴介助

入浴介助は、体に不自由を感じる方に対して行うサポートです。
入浴することで清潔感を取り戻せるだけでなくリラックス効果を得ることができ、癒しを感じられます。
とはいえ、入浴を介助される側は介護者の前で全裸にならなければならず、人によっては苦痛さを感じてしまうこともあります。
そのため、介護者は利用者の気持ちに寄り添いながら相手の立場に立って入浴介助を行わなければいけません。
また、体をしっかりと支えたり直接利用者に触れながら洗髪や体の隅々を洗っていかなければいけないため、専門的な知識や技術が必要になるでしょう。

・食事介助

一人で食事を摂ることが難しい方のサポートを行うことも介護業務の中で求められることが多くあります。
ただ口に食事を運ぶだけでなく、嚥下するまでしっかりと介助していかなければなりません。
歳を重ねた高齢者の場合、咀嚼や嚥下能力が低下してしまうため、誤嚥などのトラブルに遭うことがないように注意することが必要です。
健康な体を維持するために栄養価が考えられた食事を提供することも大切ですが、食材の大きさや柔らかさにも重視することも食事介助をする上での注意点と言えるでしょう。

・排泄介助

介護業務の基本的な介助の中でも最も注意しなければならないサポートとして考えられているのが排泄介助です。
自身で排泄ができる利用者にはトイレへの誘導を促しますが、トイレの自立が難しい場合には、おむつなどを使用しサポートします。
排泄の回数は人によって違いがあるため、決まった時間にサポートするのではなく、利用者一人一人のペースに合わせて行う必要があります。
利用者の中には、排泄を他人にサポートしてもらうことに大きな抵抗感を持つ方も多く、尿意や便意を感じていても排泄することを我慢しがちです。
そのため、利用者が排泄することを躊躇うことがないように介護者は促していきます。
恥ずかしさを感じたり自尊心を傷つけてしまう高齢者や障がい者も多いので、介護職に携わる者は排泄介助を行う際にも常に自然に明るく努めサポートしていくといいでしょう。
 

介護される側が気持ち良くなれるようにしましょう

このように介護業務には、入浴や食事、排泄の3つの介助業務があります。
これらの基本の介助業務は、高齢者や障がい者が気持ち良く快適に生活していく上で欠かせないものです。
ただマニュアルに沿ってサポートするだけではなく、介護を受ける利用者側がリラックスし気持ちよくできるようケアを目指していきましょう。
  
 
 

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