社会福祉士とは?仕事内容、給与、資格取得についてご紹介
2020.09.19掲載
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介護職の資格について

 

社会福祉士とは?仕事内容、給与、資格取得についてご紹介

 
社会福祉士とはどんな仕事なのかを紹介します。
仕事内容だけではなく、給与や必要な資格などについても説明しています。
社会福祉士は国家資格にもなっていて、合格率は3割前後の難関です。
また、働くことになる職場も多岐にわたり、選択肢の多い仕事であるとも言えるのではないでしょうか。
 

社会福祉士の仕事内容

社会福祉士の仕事内容は、身体的な障がいを持っていたり、精神的な障がいを持っていたりする人の福祉に関する相談を受ける仕事です。
また、相談を受けた後は、適切な助言をすることや指導が必要な場合は指導をします。
さらに、各種福祉サービスや医療スタッフなどとの間に入って調整をしたり、連携をしたりする仕事でもあります。
社会福祉士は、さまざまな場所で働いていて、福祉事務所に勤務することも多いです。
福祉事務所で働く社会福祉士の特徴としては、公務員の資格を持っているという点です。
生活保護に関する業務、児童福祉や母子家庭に対する福祉、老人に対する福祉、身体障がい者や知的障がい者に対する福祉など、さまざまな人たちに対する支援を行っていきます。
福祉事務所で働く社会福祉士は幅広い福祉を提供する役割がありますが、児童相談所のように特定の属性の人たちに対する福祉を手厚く行っている職場もあります。
児童相談所は、児童福祉に特化した機関になっていて、児童虐待や不登校や非行など子供に関するトラブルを全般的に扱う仕事です。
場合によってはその時々の判断で子供の一時保護をするようなこともあります。
また、学校に勤務する社会福祉士も存在していて、子供たちの相談を受けることや地域の児童相談所や教育委員会などと連携を行うのが仕事になっています。
学校で働いている社会福祉士をスクールソーシャルワーカーと呼ぶこともあるのです。
 
 

介護・看護業界の社会福祉士

子供に特化した社会福祉士がいる一方で、高齢者の福祉に特化した社会福祉士も存在します。
そんな人たちが働くのが高齢者福祉関連施設です。
デイサービスをはじめ、さまざまな施設が考えられますが、生活相談員と呼ばれる職業を任されることも多くなります。
生活相談員は、非常に広範囲の仕事をするなんでも屋と呼ばれるような仕事でもありますので、さまざまな仕事への対応を求められることでしょう。
ほかにも障がい者福祉関連施設で働くこともありますし、地域の社会福祉を統括するような立場である社会福祉協議会の一員として働いている社会福祉士もいるのです。
また、医療の現場にも社会福祉士は欠かせない存在となっていて、医療ソーシャルワーカーと呼ばれる存在です。
医療機関で働く場合でも、基本的な役割は同様で、患者や家族に寄り添って悩みを聞いたり、必要な支援を提供したりします。

 

社会福祉士に必要な資格

社会福祉士の仕事は、その名前がそのまま資格名になっています。
社会福祉士国家試験を取得することによって、社会福祉士を名乗ることができるのです。
ただし、社会福祉士が行う仕事はすべて、この資格を持っていなければできないかと言われると、決してそうでないと言えます。
社会福祉士がやるような仕事は、資格を持っていない人も携わっています。
しかし、そのような人たちは社会福祉士と名乗ることはできません。
社会福祉士の国家試験には受験資格があり、まずは関連する4年生大学で指定科目を修める必要があります。
また、関連する短期大学で指定科目を修めた後に、1年から2年の間相談援助業務に従事しても受験資格を取得することができます。
ほかにも、社会福祉士養成施設を卒業することでも、受験資格を得ることができるのです。
ちなみに、社会福祉士国家試験の合格率は3割前後と言われています。
専門課程を経て受験する資格の割に、合格率3割と難関であることがわかります。
また、試験内容を確認してみると、非常に広範囲から出題されるので、覚えるべきことも多いです。
合格を目指すためにはかなりの対策が求められるでしょう。
 
 

 

社会福祉士の給与について

社会福祉士の給与は、年収で350万円から400万円くらいと言われています。
また、比較的、給与アップを見込めやすい仕事としても知られており、年齢を重ねるごとに給与がアップしていくことも珍しくありません。
50代でしっかりと給与アップを経験している人だと、年収500万円間近まで迫る人もいるようです。
ただし、これはあくまでも目安なので、職場によってはこれよりも低い場合もありますし、高い場合もあると言えるでしょう。
非正規のパートの場合、年収200万円にも満たない人がいるくらいです。
 
 

まとめ

社会福祉士として働くなら、自分が社会福祉士としてどんな活躍をしていきたいかを見定める必要があるでしょう。
福祉といっても、対象となる人々によって必要な措置も違ってきます。
児童に対する福祉と老人に対する福祉では、まるで状況が変わってくるでしょう。
そのため、事前にどういった分野を目指すのか定めていくことも重要になってくるはずです。
 
 
 
 

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