生活相談員とは?どんな仕事内容、給与、必要な資格について
2020.10.10掲載
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介護職の資格について

 

生活相談員とは?どんな仕事内容、給与、必要な資格について

 
生活相談員を目指している人は、この仕事がどんな仕事なのか、給料はどのくらいもらえるのか、必要な資格はなんなのか気になっている人も多いはずです。
そんな人たちのために、生活相談員の仕事の特徴を紹介します。
介護福祉の仕事はなんでも屋と呼ばれるくらい仕事の範囲が広いので、一見するとどんな仕事をするのかわかりにくいという人が多いのは当然だと言えるでしょう。
今回はそんな生活相談員の仕事を紹介していきます。
 

生活相談員の仕事内容

生活相談員は、ソーシャルワーカーという呼び名のほうが浸透しているかもしれません。
介護福祉施設が主な就職先になっていて、デイサービスで働く人もいますし、特別養護老人ホームが就職先の人もいます。
生活相談員の仕事の範囲は広く、主には介護福祉施設の利用者の悩み相談や各種案内などをする必要があるのです。
また、さまざまな施設と連携する際の橋渡し役を任されることも多く、一言で生活相談員の仕事はこれと言い切れないのが特徴です。
さまざまな手続きや調整の対応をしなければならないので、とにかく柔軟性を求められる仕事になります。
介護福祉施設の利用者は、本人だけではなく、その家族も対象です。
そのため、利用者本人だけではなく、その家族から悩み相談をされることもあるでしょう。
生活相談員のポジションを説明すると、介護福祉施設の利用者やご家族とケアマネージャー(介護支援専門員)の間に入って、いろいろな調整をする役割と言えばわかりやすいかもしれません。
介護福祉施設を利用する人は、まず最初に手続きをしなければなりません。
そして、この手続きの際に活躍するのも生活相談員です。
入所のみならず、退所の手続きも任されます。
また、利用者やその家族からの相談サポートを請け負うのも生活相談員の仕事なので、介護福祉施設の人間というよりは、施設と利用者の間に入って、第三者的な目線が重要になってきます。
さらに、介護福祉施設で働いている場合には、各種連絡事項の伝達役を任されることもありますし、さまざまな部署と関係を持って、調整役を任されることもあるのです。
場合によっては介護スタッフのサポートを任されることもあり、これだけでも仕事の幅は広いとわかるのではないでしょうか。
苦情対応を任されることもあり、施設の窓口役になることも多い仕事です。
 
 

介護職と兼務する人も多い

生活相談員をしている人の仕事を見てみると、介護職と兼務している人が多いことがわかります。
生活相談員と介護職は、隣り合った仕事になっていて、考え方によってはその垣根は曖昧と言えるかもしれません。
そのため、実際には生活相談員として働いていても、身体介護をやっていたり、生活援助をしていたりする人も多いのが現状です。
また、職場によっては、身体介護や生活援助にも対応できなければ、採用されないといったこともあるでしょう。
 
 

生活相談員に必要な資格

まず生活相談員という仕事をするための資格はありません。
そのため、資格取得をしなくても、条件さえ合致すれば生活相談員として働くことができると言えるでしょう。
しかし、ほとんどの職場では、生活相談員になるための条件として、介護系資格を定めていることが多いのです。
たとえば、生活相談員になるための条件として、社会福祉士や精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格などが求められます。
ほかにも、介護福祉士やケアマネージャー(介護支援専門員)などの資格が必要になってくることもあります。
このように特定の資格が条件として定められていることも多いので、それぞれ働きたい場所の条件を確認し、事前にそれらの仕事を取得しておく必要があるでしょう。
ただ、場所によっては本当になんの資格も取得せずに生活相談員として働ける場合もあります。
その代わりに、何年かの介護職業務経験が求められることもあるので注意しましょう。

また利用者やその家族からの相談事が多い事から介護保険法などの習熟も必要になるポジションです。
常に新しくなった法律などは勉強して学んでいく必要があるでしょう。
 
 

生活相談員の給料

生活相談員の給料を月給で見てみると、基本給で20万円程度であることがわかります。
また、各種手当等を含めた金額は30万円くらいになっています。
ただし、生活相談員の業務内容は、上に書いたように、働く場所によってまったく異なってきます。
そのため、あくまでもこれは基準であり、これよりも高くなる場合も、低くなる場合もあると言えるでしょう。
職場によっては生活相談員の範囲外の仕事の対応を求められることもありますので、それに伴って給与が高くなる可能性もあります。
 
 

まとめ

生活相談員の仕事がわかったのではないでしょうか。
生活相談員の業務内容は、一概にこれというものは存在せず、多岐にわたる仕事を任されます。
時には範囲外の仕事も任されることもありますので、高い柔軟性やコミュニケーション能力を求められる仕事と言えるでしょう。
各部署との調整役を求められることも多いので、施設の利用者とのコミュニケーションだけではなく、社内でのコミュニケーションも重要になってきます。
介護福祉の仕事の中では、独特の目線やポジションを必要とされている仕事なので、それゆえの面白さはあると言えるでしょう。
 
 

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