医療事務のお仕事とは?必要な資格やお給料相場についても解説
2020.10.17掲載
  • Facebook
  • Twitter
  • Line
介護職の資格について

 

医療事務のお仕事とは?必要な資格やお給料相場についても解説 

 
近年医療事務を目指す人が増えています。
医療事務は特に女性に人気で、子育て中の主婦や若い女性が多いと言われています。
こうした需要を反映するように、医療事務系の学校や通信講座が登場していますが、医療事務のお仕事はどんな内容なのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
ここでは、医療事務の基本的な仕事内容から必要な資格の有無、さらにお給料の相場などについて説明します。
医療事務を目指す前に知っておきたいことについてわかりやすく説明しますので、今後の参考にしてください。
 

医療事務はどんなお仕事?

医療事務のお仕事とは簡単に言うと、医療機関の事務職のことです。
病院などで診療費を精算するときに対応してくれる人がいますが、それが医療事務で働いている人になります。
医療事務の主な仕事に、「会計業務」と「レセプト業務」があります。

・会計業務

医療事務の受付業務は、雑用から精算までさまざまです。
診療費を計算して患者さんからお金を受け取るだけでなく、初めて受診する患者さんに対して、診察券を発行したり、カルテを書いたりするのも、医療事務の仕事になります。
場合によっては患者さんを、該当する診療科目に案内もします。

・レセプト業務

レセプトとは診療報酬明細書のことで、医療事務はレセプトを作成したり、提出したりする業務を担います。
通常患者さんは保険証を使って病院で診察を受けますが、患者さんが負担する部分とそうでない部分に分ける必要があるのです。
患者さんが負担しない部分は、国民健康保険組合や健康保険組合などに請求しますが、その請求書を提出する際に必要になるのがレセプトになります。
レセプト業務は、医療事務のお仕事の中でも特に専門的な知識が必要とされているだけでなく、重要な部分でもあります。
 
 

医療事務に必要な資格はある?

全国には医療系の専門学校や通信講座が多くあるため、医療事務になるには必要な資格があるのでは?と思うかもしれません。
医療事務になるには特別な資格はなく、資格がなくても医療事務の仕事に就けます。
しかし、医療事務系の資格を取得しておくと、就職しやすかったりキャリアアップや給料アップが期待できるものもいくつかあります。
医療事務で取得しておくと有利になる資格として知られているのは、「医療事務技能審査試験」や「診療報酬請求事務能力認定試験」などです。
医療事務は人気のある職種になりますので、ほかの人と差をつけるためにも、できるだけ取得しておくと良いでしょう。
資格ではありませんが、医療事務の仕事に就くなら、身につけておきたい知識があります。

・医療保険制度についての知識

レセプト業務をスムーズに進めるには、医療保険制度について深い知識を持っていることは不可欠です。
診療費は医療保険制度をベースに計算されますが、それを知らないということは、医療事務の仕事を知らないと言っているのとほぼ変わりません。

・コミュニケーション力や情報処理のスキル

医療事務のお仕事は、1日中パソコンに向かって作業をしたり、電卓相手にずっと計算をしたりというだけではありません。
患者さんに病院を案内したり、治療目的を聞いたりと、高いコミュニケーション力や接客力が求められます。
レセプト業務は、レセコンと呼ばれる特別なコンピューターを使って情報を処理します。
レセプトの作成や作成に必要なデータの入力を行う必要がありますので、医療事務に従事するなら、レセプトを操作するスキルが求められるのです。

・医療についての知識

医療事務は、医療行為をするわけではありませんので、医師や看護師のような資格を必要としません。
しかし、薬の名前や効能、病気やケガの種類、診療処置について、ある程度の知識を身につけておくことが望まれます。
医療について十分な知識を身につけているかいないかは、レセプト業務に大きく影響しますので、できるだけ理解を深めておくことが賢明です。

 
 
 

1日の流れで知る医療事務のお仕事

医療事務は実際にどのように働いているのでしょうか。
医療事務の1日の流れを見てみましょう。
医療事務は通常、受付が開始される15~30分前に始まります。
院内を掃除し、レジにお金を用意して、準備を整えます。
患者さんに対応したり、診療費を精算したりして午前中は終わりです。
1時間ほどお昼時間をはさみ、午後の診療が始まります。
午後の診療も、午前の診療とほぼ変わりありません。
診療時間が終わると、再び院内の掃除をし、特に問題がなけばレジ締めをして、業務が終了します。
 
 

医療事務の給料相場について

医療事務のお給料事情はどうなっているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
就職先の病院やクリニック、都道府県などによってお給料の相場は異なりますが、マイナビワークスによりますと、2017年の医療事務の平均年収は、約260万円でした。
月にすると、平均で18.5万円ということです。
参照元:https://mynavi-cr.jp/office-work/medical/#:~:text=%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BA%8B%E5%8B%99%E3%81%AE%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%99%82%E7%B5%A6,%E5%86%86%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
 
 

まとめ

医療事務は、医療機関に特化した事務職のことです。主な就職先は病院やクリニックなどで特別な資格は必要ありませんが、医療に関する知識や、医療事務に必要なパソコンスキル、さらに患者さんが気持ちよく診察を受けられるような心配りが求められます。
ただ、応募数が多いのに対して求人数が限られている人気職種です。前職での経験もしくは出来れば事前に資格を取得して転職に臨む方が希望の病院・クリニックへの転職の可能性は上がると思います。また介護施設などでも事務職の求人はあるもののこちらも求人数は少なめの職種です。事務とは言え専門的な知識や作業を求められる医療事務なので事前の勉強は必要となるでしょう。
 
 
 

枚方・大阪求人ナビご紹介
枚方・大阪地域に特化した看護介護を中心とした病院・施設の求人情報を紹介をしております。
条件交渉や企業に言いづらい事も、紹介会社から交渉することができます。求職者にあたってのご相談やお仕事紹介はもちろん、面接前・面接後のフォローも無料でサポートさせて頂きます。
地域特化なので、枚方市・寝屋川市・交野市の施設はもちろん、大阪全域の施設もカバーしております。看護介護業界に就職・転職をお考えの方は是非“枚方・大阪求人ナビ”にご相談下さいませ!